ガーデニングと造園の違い

まずは余談から

ちょっとせっかくなので余談から入らせていただきますが、最近北朝鮮すごいですね

アメリカも中国も止められないのか、止めたくないのか?

きっと内部でもいろんな駆け引きがあり、やめたくてもやめられなかったりするんでしょう。

会社にたとえると後発の会社が力技で現在先を走っている大手会社の中に強引に割って入ろうとしているやり方に見えます。

今まで無かった物を作り出したり、新しい発想のもとでシステムを考えたり、皆が必要な物を作ったり、友好関係を築き協力体制を作るなど何か特徴を持っていないと伸びる事はできないですよね。

今から同じ物作って、しかも今一出来が悪いんじゃとても厳しい。

お金の無駄遣いであり、社員の給料も上がらない、最終的には倒産です。

まあよけいなお世話ですが。

社員のチームワークがいいうちに方向転換をしたほうがいいと思います。

個人的には朝鮮人参などの栽培から漢方薬の製造・開発を行えば人類の為になり利益率も高く、幸せになる人も多くなると思います。

まあこれも余計なお世話なんですけどね。。。

ではさっそく本題の造園とガーデニングの違いに入りたいと思います。

ガーデニングと造園の違いの結論

皆さんは造園とガーデニングは同じような使い方をされますが、微妙な違いがあるのをご存知でしょうか?

結論からお伝えすると、ざっくり、

・造園・・・庭の新規作成・作り直し・リフォーム

・ガーデニング・・・ちょっとした花壇などの改造・花、野菜の管理・毎日の手入れ

上記のように分けられます。

お客さんからの要望で多いのは、ガーデニングがしたいので庭を作り直したいという問い合わせをよくいただきます。

ガーデニングとは趣味と実益(野菜つくりetc...)を兼ねた庭での作業のことで、造園とは庭をどう使うかを考えた上で大本の形を作る作業に分けられると思います。

そのため、まずは造園を行い、その後、ガーデニングを行う事が基本的な流れとなります。

修行時代に感じた造園とガーデニングの違い

日本の寺社仏閣の庭や坪庭は、仏教の思想が反映されているもの、そして茶道の思想が反映されているものがほとんどです。

見ているだけで心が安らぐ良い日本庭園が全国に沢山あります。

その代わり日本庭園は、維持管理を行うのが難しく、例えば松の木ひとつをとっても、長年修行しなければ手を出せないものがほとんどです。

私が植木屋になった25年前、修行中の頃、個人のお客様の庭も松・マキを主木にし、石で水の流れをつくったりしてこれぞ日本庭園という庭がほとんどでした。

また修行当時は日本庭園を造園する時の材料も国産のものしか出回っていなかったので和風にならざるおえませんでした。

それが修行を始めて3年ぐらい(今から20前くらい)すると石、タイル、レンガ、砂利、門扉、彫像などがヨーロッパから輸入される事が多くなり、あっという間に造園の仕様が南仏風、イギリス風を取り入れた庭に変わっていき、日本ならではの和風庭園はほとんどと言っていいほど作られなくなりました

それと同時に日本にはない草花の輸入の種類が増え、より洋風庭園に拍車がかかりました。

そのような時代の流れがガーデニングブームが巻き起こし、今に至っています。

ガーデニングブームが起こる前までは、植木屋さんに造園を行ってもらうしかなかったのを、ガーデニングブームが起こったことから、現在のように自分たちでガーデニング用品を仕入れやすくなるような時代に繋がりました。

自分の庭でも自由に手入れをする事ができなかったものを、自分の思い通りに好きなものを植えて楽しめる庭に時代は変化していっています。

日本(造園)とヨーロッパ(ガーデニング)の違い

ガーデニングはイギリスの庭作りの事をいいますが、ロンドンと東京の平均気温・降雨量を比べてみるとロンドンは気温で10℃低く、降雨量で約半分です。

樹種も繁茂率も少なく、低い地域です。日本の四季と比較すると、かなり寂しい自然環境です。

そこを世界中から環境に耐えられる、あらゆる樹種を集めてきて改良し、自国の物にしていきました。

一方、日本は温帯地域に属し春から夏にかけては、放っておいても草木が茂り、秋から冬にかけて寒さとともに草木花の成長が止まり落葉、紅葉がおこります。

このことから自然と樹種が多くなり、草木花の景色の移り変わりも楽しめることができます。

このようなヨーロッパと日本の環境の違いが自然に対する考え方や、庭に対する考えの違いになっていると私は考察してます。

和風、洋風どちらの庭を造るにしても、何十年も付き合っていく事になるので、庭作りの計画を立てる時には、造園を行うのか、ガーデニングを行うのかをよく考えてから植木屋さんに依頼することがとても大切です。

夏場の草取りだけでも大変な重労働です。

せっかく庭のある家を買ったのですから、庭はもうひとつの部屋だと思い有効に活用し、この家を買って良かったと思える使い方を一緒に考えていきましょう

長文、駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

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