ビワはバラ科の果樹で庭木としても利用され、鑑賞だけでなくビワの実をつけ食べることもできるので、地方の家庭の庭ではビワの木が植えられている光景をよく見ます。

実を毎年成らせるためにはそれなりに管理していく必要はありますが、無農薬でも比較的簡単に栽培することができます。

毎年行う管理は同じなので慣れてしまえば毎年収穫を楽しむこともできます。今回はそんなビワの剪定方法や育てるコツについて解説します。

 

ビワとは?ビワの特徴

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ビワは無農薬でも栽培ができるので家庭の庭でも楽しむことができます。背が高くなる木ですが、楽に収穫するために剪定で低くして育てることもできます。またビワは隔年結果しやすい性質があるので、摘蕾や摘果を行うことで毎年収穫を楽しむことができます。

 

暑さには強いですが、寒さにはやや弱く、幼果期にマイナス3度以下の低音になると若い身が死滅してしまう場合があります。したがって栽培にはマイナス2度以下になる寒冷地域には向いていません。もし寒冷地で栽培するなら耐寒性に強い品種の田中ビワが適しています。

 

ビワにはいくつか品種があります。日本で最も多く栽培されている品種は茂木ビワ、その次に田中ビワが代表的です。糖度は1112度あり大粒です。どちらも5月〜6月中旬までが収穫時期です。

 

ビワの植え方・育て方、育てる時期

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植え付け

ビワは日光を必要とする果樹なので、庭植えの場合、日当たりが良く風通しの良い場所を選んで植えましょう、また鉢植えの場合も日当たりと風通しの良い場所におきましょう。塀に囲まれた風通しが悪く多湿な環境になると、害虫が発生しやすくなります。

 

植えつける際は水はけが良ければ土質は特に選びません、ただ有機肥料か速効性の化成肥料を混ぜておくと、生育が良くなります。鉢植えの場合の水やりは土の表面が乾いたら、底から少し水が流れ出るぐらい水を与えます。庭上の場合は基本的に雨に任せて大丈夫ですが、夏の日照りが続く場合は水やりを行いましょう。

 

肥料

肥料を与える時期は庭植えも鉢植えも、有機質肥料か速効性化成肥料を開花後の2月と収穫後の疲労回復用として礼肥を与えます。鉢植えの場合は花芽用の9月、花や根に効く11月頃にも行います。

 

摘蕾、摘果

ビワは隔年結果を起こしやすい果樹なので、毎年成らせるためには摘蕾、摘果を行いましょう。蕾がつくのは1011月頃、開花は12月〜2月頃です。摘蕾は蕾が大きくなり、花びらがまとまっている状態で行います。茂木ビワは下の4〜5段を残し、大きめの田中ビワは下の2段を残して他の蕾は取ります。

 

摘果は摘蕾をある程度行なっておくと取る量も少なくて済みます。摘果を行うっタイミングはビワの実が大きくなり始めた3月下旬〜4月上旬に行います。茂木ビワなら4〜5個、田中ビワは1果房に1〜2個残して他は摘み取りましょう。

 

袋掛け

ビワのみは繊細なので風で果実が揺れ枝に当たって傷がつくと、痛んで枯れ落ちてしまうので、摘果が終わってから袋をかけます。袋掛ける時は水好き用の穴が空いている角を下にします。また袋をかけ終わった後に、強風で気が揺れないようにネットで多く場合もあります。

 

ビワの剪定の必要性

ビワの木はそのままにしておくと3メートル以上になるので、管理するにもビワを収穫するにも大変になってしまいます。低木にすることも可能なので、樹形づくりのためにも剪定は必要です。また木の内部が混み合うと風通しが悪くなるので、病気にもなりやすくなります。

 

収穫量をあまり気にしない家庭の果樹の場合は、手が届く範囲に果実がなる高さを維持するよにすると作業をするにも大変楽になります。

 

ビワの剪定の時期

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剪定する時期を誤るとビワの実がつかなくなってしまいます。剪定を始めるのは収穫後の9月以降に行うことで木への負担も少なく済みます。雨が少ない時ならいつでも剪定を行なってもいいですが、ビワの実は3月中旬から成り始めるので、剪定の時期はその前の3月上旬〜中旬までに遅くても行なっておきましょう。

 

ビワの剪定に必要な道具

ビワの木は大きくなるので枝も太く成ります。細い枝〜ある程度の太い枝を切る程度なら片手で扱える「剪定バサミ」が1つあると便利です。さらに太い枝を切る場合は両手で扱う「刈り込みバサミ」が必要に成ります。幹を切る場合は片手で扱えるノコギリを持っておくと、いざという時は便利です。木の高さによっては脚立が必要になる場合があります。

 

剪定バサミ

 

刈り込みバサミ

 

のこぎり

ビワの剪定方法

基本的にビワはの選定は間引き選定という方法になります。生垣と違って自然な形で管理を行うので、木の内部の混み合っている枝や、大きく伸びた幹、また頂部や幅に伸びた勢いのある枝や、枯れ枝、貧弱な枝を剪定し収穫しやすい大きさにします。

 

ビワは隔年結果を起こしやすいので、23年実をつけた枝も切り落とします。切り詰める剪定は一気に行うと気が弱ってしまう可能性もあるので、数年に分けて少しずつ行うのがポイントです。最終的に木の高さは1.82メートルくらいが理想的です。

 

ビワの剪定の際に気をつけるべきこと

これは上記でも言ったことですが、内部が混み合っていると風通しや日が入りにくくなると病害虫が発生しやすく成ります。中で重なっている枝は基部から剪定しましょう。またビワの実は枝の先端につくので、枝の枝をまんべんなく剪定してしまうと実がならなくなってしまう場合もあるので気をつけましょう。

 

ビワの病害虫について

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ビワは無農薬でも栽培できる果樹なので家庭で育てつ場合はさほど心配する必要はありませんが、それでも発生してしまう病気や害虫がいます。

 

がんしゅ病

これはビワの芽、葉、枝、果実、幹など木のほとんどの部分に発生する病気です。芽の場合は基部が黒くなったり、果実には黒いシミのようなものができます。菌が発生し成長しやすい気温は25度前後で、67月頃と9月が最も発症し広がりやすいです。見つけた場合は芽や果実はとって、防除剤などを発症した部分だけでなく、木全体に散布しておきましょう。

 

ゴマ色斑点病

カビの一種で針から晩秋にかけて発生しやすい病気で、特に梅雨時期の発生が多くなります。黒い斑点のようなものが葉や果実に現れます。見つけ次第取り除き薬剤を散布します。風通しや水はけを良くしたり、剪定などで内部まで日差しが当たるようにしましょう。

ビワの剪定の仕方や育て方のまとめ

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ビワは家庭で気軽に育てることができる果樹の1つで、生垣と違って鑑賞だけでなく、果実を食べられる楽しみがあります。ただ剪定や摘蕾・摘果を怠ると毎年ビワを収穫できなくなってしまいます、また無農薬で育てることもできますが、日光と風通しが重要な木なので、病気にならないためにも剪定は大切です。家庭に1本果樹が欲しいと考えた場合は管理しやすいビワもおすすめです。

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