元々関西地方に生えていた樹木で、徐々に太平洋沿岸を中心に生息している「カイズカイブキ」。ヒノキ科で比較的背が高い樹木であるため、庭に植えることで立派な印象を与えることができます。

今回はそんなカイズカイブキの剪定方法や時期、育てる上でのコツなどを紹介していくので、育てようと考えている方は参考にしてみてください。

 

カイズカイブキとは?カイズカイブキの特徴

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諸説ある中で一番有名なのが、イブキの園芸品種という話ですが、実際にはルーツがハッキリしていないと言われているカイズカイブキ。樹形は円錐形でらせん状に旋回しているのが特徴です。

葉は柔らかくて鮮緑色、花や実は生えますが、目立つような印象はないことから、観賞用には向いていないでしょう。

放っておくと、かなり背が高い樹木に生長するので、様子を見ながら高さを調整していくことが重要です。生長自体はゆっくりなので、生長を楽しみながら植えることができます。

 

カイズカイブキの植え方・育て方、育てる時期

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カイズカイブキを育てるのであれば、環境は日当たりがよく、水はけのいい少しだけ乾燥した場所に植えることをおすすめします。強い日差しや乾燥にも耐える丈夫さを持っている樹木なので、ある程度厳しい環境でも耐えることが可能です。

しかし、日当たりの悪い環境や土に栄養が足りていない場合には、枯れてしまう恐れがあるので、日光と土からの栄養は十分に与えるようにしてください。

また他の樹木と重なって日差しが十分に当たらないことでも、枯れてしまうきっかけになることがあるので、カイズカイブキを育てる時には、周囲に他の樹木を植えておかないことをおすすめします。

肥料も出来るだけ与えた方が大きく生長してくれるので、年2~3回は化学肥料を与えて、栄養を吸収させるようにしましょう。

植え付けの時期は3月~4月、9月~10月に行うのがおすすめです。

 

カイズカイブキの剪定の必要性

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カイズカイブキは、放っておいても大きく生長するため、高くなりすぎないためにも剪定を行うことが重要です。また樹形を整えるためにも、こまめに剪定をした方が綺麗に映えるので、庭木としての美しさを保ちたいのであれば、剪定を行うことは大切になります。

カイズカイブキは枝が幹の周りに巻き付きように伸びる特徴的な樹木であるため、綺麗に剪定すれば、美しい樹形を維持することが可能になるので、剪定を行うことはカイズカイブキを綺麗に見せるためにも必要なのです、

カイズカイブキの剪定の時期

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カイズカイブキは1年を通して、姿や形が大きく変化しないため、剪定をするタイミングは樹形を整えたいと感じた時で問題ありません。しかし、冬場は日光に当たる量も少なくなることから、剪定してしまうと枝葉に栄養が行き届きにくくなるので控えましょう。

高さを低くする強剪定を行う場合は、夏にかけてカイズカイブキは生長する傾向にあるため、5月~6月の春の間に行っておくことをおすすめします。

 

カイズカイブキの剪定の方法

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カイズカイブキは剪定を行わないと、どんどん伸びていくので、しっかり剪定を行っていく必要があります。具体的には、どのような剪定方法が有効なのか、詳しい内容を解説していくので、参考にしてみてください。

高さを詰める剪定方法

大きくなり過ぎたカイズカイブキを低くするためには、剪定で高さを調整する必要があります。そのためには、まずどれくらいの高さに剪定するのか、事前に設定しておくことが重要です。
高さを設定したら、そこまで伸びた枝などを剪定して、高さを調整していきましょう。

横幅を小さくする剪定方法

慣れないと難しい横幅の剪定方法ですが、まずは刈込位置まで枝を切り落として、枝から全ての葉を剪定してしまわないように調整していきます。
この時に、枝に葉が全くない状態にしてしまうと、その部分は枯れてしまうことに繋がるので注意しましょう。

 

カイズカイブキを剪定する上での注意点

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放っておくと大きくなり、枝も伸びてくるカイズカイブキは、しっかり剪定を行って樹形を整える必要があります。しかし、剪定を行う上で注意しないといけない点もあるので、剪定は慎重に行っていきましょう。
どんなことに注意しないといけないのか、詳しい内容を解説していくので参考にしてみてください。

強剪定する上での注意

高さや幅を調整する時に、強剪定を行うことがありますが、古い枝からでは芽が出ないこともあるので、剪定する時期には十分注意しましょう。
また強剪定を行うよりも、こまめに剪定を繰り返していき、樹形を少しずつ調整していく方が効率がいいので、出来るだけ時間を作って、一気に剪定するのではなく、徐々に剪定を行うようにしてください。

強剪定を行うと、強剪定を行った箇所だけが先祖返りを招くことがあります。先祖返りではスギの葉のような硬いとげ状の葉が発生するので、触れる際には十分注意しましょう。
また一度先祖返りしてしまった葉に関しては、ほとんど前のような葉に戻ることはないので、強剪定を行う場合はデメリットがあることを理解しておかなくてはなりません。

 

カイズカイブキに発生する病気や害虫

育てていく上で発生すると怖いのが病気と害虫です。いつもと様子が違っていれば、病気を疑った方がいいので、カイズカイブキにはどんな病気と害虫が発生するのか、詳しい内容を解説していきます。

赤星病

枝に菌が寄生することで、5月~6月にかけて雨に当たると、寒天状の突起物になるのが特徴です。菌は風邪に乗って他の樹木にも蔓延させるので、早めの対処が必要になります。
カイズカイブキには、これ以上症状が発生することはありませんが、ナシ類の樹木に発病すると被害が拡大することがあるので、他の樹木を育てている場合は、赤星病の症状が出たら注意が必要です。

 

カイガラムシやハダニ

樹木を育てていると、カイガラムシとハダニは寄り付きやすいので、発見した時にはすぐに薬剤を散布するようにしましょう。

カイガラムシは殻にこもってしまうことから、駆除がし辛いのですが、こまめに薬剤を散布してください。カイガラムシがいると、樹木の生長が遅くなってしまうことに繋がるので、早めの対処が重要です。

ハダニは水に弱い特徴を持っているので、水やりの時にかけると、上手く駆除することができるかもしれません。

病気も外注もカイズカイブキの生長を妨げる可能性があるので、異変に気付いたらすぐに行動に移すようにしてください。

 

カイズカブキの剪定が難しいのであれば業者に依頼しましょう

カイズカイブキは、比較的生長が遅い樹木であるため、唐突に剪定が必要になるということはありません。しかし、こまめに剪定しておかないと、気付いた時には高い樹木に生長して、庭を圧迫してしまう可能性があります。

高いからといって、強剪定を行ってしまうと、樹木が枯れてしまうことに繋がることもあるでしょう。そうならないためにも、面倒くさがらずに剪定の時期を見逃さずに、カイズカイブキの樹形を整えてあげてください。

自分で管理が難しい場合は、業者に剪定を依頼すれば、綺麗に樹形を整えて、枯れさせるような剪定は行いません。

大切な庭に生えているカイズカイブキだからこそ、確かな知識と技術を持っている業者に相談して、剪定をしっかり行ってもらってください。

 

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