テレビや新聞のニュースを見ているとこれからの世界はどうなっていくのだろうと不安になります。

世の中には酷い事しか起こっていないのかと思わせるニュースばかりです。

これじゃあ景気は良くならないし、財布の紐もゆるくならないだろうなー。なんて事を考えていると心配事が後を絶ちません

でも、長い目で人類の歴史を見れば常に便利になり、豊かになり、寿命も伸びています。

気持ちは悪い所ばかりに目を向けず、いい所を見たり、感じる事に使い、仕事は悪い所や不便な所に注目すると改善の余地があり効率がアップするのではないかと思い実践していこうと思う毎日です。

※すみません余談が過ぎました。これから植木屋の選び方についてお話ししますが、植木職人ウエゾウ(造園一筋20年)に見積り相談をされたい方は以下よりご連絡ください。

そもそも植木屋(剪定・造園業者)とは

話は変わりますがそもそも植木屋とは何でしょう。みなさん何だと思いますか?

実は庭の始まりは蘇我入鹿の私邸とも言われていますが、本当の始まりは宗教の儀式の場の整備からだと思います。

集落の中であいつが育てるとよく育つ、配置の位置がなんとなくカッコイイとか言われている人が仕事として始めたんだろうなーと推測しています。

そうです全ては私の憶測です。

それから時の権力者や寺社・仏閣ぐらいしか必要としていなかった時代が長く続き今のようになったのは昭和の高度成長期に全国に1戸建ての団地が作られそれに合わせるように植木屋の数も増えていったようです。

もともと京都が中心だったので今でも京都で修行してきたというと箔が付きます。

そして仕事の中身はというと掃除から始まり刈込・剪定・竹垣・石組み・ブロック積み・土間打ち・タイル張り・石貼り・設計・デザインまで非常に広範囲にわたります。

植木屋(剪定・造園業者)の選び方

さて、ここから植木屋の選び方ですが私ウエゾウは、今までこの植木屋人生20年間でいろいろ様々な親方衆、職人と出会ってきました

皆さん辛い修行時代をすごし「庭とはこうだ」、「職人とはこうあるべきだ」という一家言をお持ちでそれぞれに工夫をこらして毎日仕事にいそしんでいます。

人に教わる事が出来なかったり、毎日の仕事に耐えられない人は早々にはやばやと転職してしまうので、今現在も親方としてやっている人達は選択の対象と考えていいと思います。

じゃあその中から誰をえらぶのか?

3つポイントを挙げてみたいと思います。

植木屋(剪定・造園業者)選びの3つのポイント

「ポイント① 植木屋は近場を探せ!」

一番は近所で開業している植木屋で選ぶ事です。

職人側からしても近ければ経費もかからず何かあってもすぐ行けるし、また悪い噂でもたとうものなら今後に関わってくるので一生懸命やります

そのため、近所にいい職人がいてくれることが一番の理想です。

「ポイント② 要望をよく理解してくれる人を見つけろ!」

二番目は要望をよく理解してくれる人。

職人と話していてよく感じることはでこういう人が多いなと感じるのは、私は今までこういう風に習って来たのでこのやり方以外はできません。と言ってしまう人。

こういう人、実は結構多いです。もちろん間違っていないし、そのやり方でやればちゃんと良いものができるのですが、それがお客様が望まれている以上のものだったりいろいろ調べると、「こんなやり方もあるんだ!」と新しい発見のチャンスがあるのにそういう考えにならない人、はもったいないと思うし仕事が面白くなくなってしまうのではないかと思います。

でも、こういう人は、仕事はきっちり進めるタイプなので出来上がりは良いものになります。

あなたが見つけた植木屋にもこうした「自由な発想」と「仕事はきっちり」の両面を持った職人がいれば最高ですね

「ポイント③ 金額は複数の会社から見積もりを取れ」

三番目は値段です。

斬新なもので手間がかかるものは値段が高いのはあたりまえです。

思い浮かぶのは、エルメス、ティファニーなどのブランド物とよばれる品々です。

長い年月をかけて築き上げてきたものなので誰も疑わずに買って行きます。

ここまでくればしめたものですが、なかなかそこまではいけないのでどの業者も苦労しているわけです。

どれぐらいの値段が適正かは仕事内容で変わってくるので数社から見積もりをとるようにし、なぜ違うのかは話を聞いているうちに理解できますので納得してから頼まれるのが良いと思います。

植木屋の選定(剪定)作業に必要な知識とは

次に、「せんてい」は「せんてい」でも植木屋の「選定」作業ではなく植木屋の「剪定」作業で必要な知識についても触れておきます。

例えば、剪定作業に必要な知識とは

・木の名前を覚える・・・・葉っぱの形・木肌・樹形・花で判断する。

・花芽の位置を覚える

・どの枝を切ると綺麗に見えるかを覚える。

・木の大きさを庭全体の雰囲気にあった大きさにする。

・木の形を庭が綺麗に見える形に作っていく。(リビングから見た時あの木の枝がもう少し長い方がいいとか。)

・夏はこんな風に見え、冬はこんな感じに見えるだろう。

植木屋の仕事とは、こんな事を考えつつ高い木の上での作業になるので体力と運動神経が必要になります。

具体的には、ツッパリ高校生のような勢いだけある人間だと絶対に耐えられないくらいの体力が必要です。てやんでい!出直してこい!と伝えたいくらいです。

竹垣にしても、石組みにしても一つ一つ押さえておかなければならない基本があってその上でデザインを考えながらなので1人前になる為に根気と情熱と体力。そして、時間がかかります。

また、作庭する際、

ブロック積み

・土間打ち

・タイル貼り

・石貼り

・ブロック化粧仕上げ

など作庭だけではない仕事が出てくる場合もあります。作庭をする場合に出てくる仕事があります。

この部分は、

・外構屋

・タイル屋

・ブロック屋

左官屋

などそれぞれに特化したプロがいますが植木屋もやります。親方の考え方の問題ですが全部自社でやれるところも少なくありません。

個人的に自分が全部できるようになるにはそれぞれの仕事での修行が必要なので10年単位で時間がかかります。

そして、1人前になるまえは薄給に耐えなければならないので脱落していくものも多く、職人レースも熾烈な戦いです。

そんな中私は2~30年近く造園業でご飯を食べさせていただいてます。凄いですよね。自分でも驚きです。

最後にデザインの話です。

これは、好きな人には楽しくてしょうがない仕事ですが、苦手な人には苦行以外の何物でもないようです

剪定作業から部分改造から全体の作庭まで、すべてに必要な能力です。

たとえば、花壇を作る事を例にすると四角の花壇を角だけ丸くしたり、部分的に高くしたり、色も2色、3色混ぜてみたりとチョット変化をつける事によりまるで違った物になります。

デザインというと才能がないとできないもののような気がしますがそんな難しいものではなくちょっとした気遣いがデザインになっていくものだと思っています。

お客さんの要望や性格を鑑みてこういうデザインだったら多分喜んでくれるんだろうな、という気遣いです。

植木屋(剪定・造園業者)の選び方まとめ

色々書きましたがまとめてみると

・近所から捜す

・施工事例の写真でいいなと思える仕事をしている業者を選ぶ

・上記2点のうちの業者を数社選び話を聞き見積もりをもらう。

見積もりをみて大体の相場を理解したうえで、もう1度作業内容や仕事に対する考え方を聞いてみて、この人だったらこの金額を払ってもいいと思える植木屋をえらびましょう。

人生の喜びの一つに人との出会いがあると思います。選んだ植木屋さんとも一生の付き合いになるかもしれません。

大切で重要なのは、下調べとフィーリングと勘だと思います。かっこよくフィーリングといいましたが要はまとめると勘です。

あなたにとっての良い出会いを祈っております。

 

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