こんもりとして樹形が人気のゴールドクレストは、クリスマスツリーとしても活用されることが多く、冬に需要が高い樹木として話題になっています。
今回は、そんなゴールデンクレストの剪定方法や時期について、また剪定に必要な道具など、詳しい内容を解説していきましょう。
ゴールデンクレストを育てようと考えている方は、参考にしてみてください。

ゴールドクレストとは?ゴールドクレストの特徴

針葉樹(コニファー)に属している植物で、葉色が綺麗な黄緑色なのが特徴です。寒くなると、オレンジ色に葉色が変色するので、夏と冬とでは印象が少し違うのもゴールドクレストの魅力になっています。
育てるためには、直射日光に当てる必要があるため、室内で育てるには向いていない樹木であることから、育てる場所は十分に検討しておく必要があるでしょう。
ゴールドクレストにはリフレッシュ効果が期待できるので、身近に置いておくことで自律神経の働きを正常化させる役割を担ってくれます。
また消臭や抗菌効果にも期待できるので、部屋の環境を整えたい時にはおすすめの樹木の一つです。飾っておくだけで、気持ちが和らいでいくので、癒しを求めたい方は一度購入してみるといいでしょう。

ゴールドクレストの植え方・育て方、育てる時期

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リラックス効果も期待できるゴールドクレストですが、自分で育てる場合、植え方や育て方はどのようにすればいいのでしょうか。具体的な方法を解説していきます。
まずゴールドクレストは鉢植えや地植えで育てる方法があるので、自分が育てたい方法で実践してみるといいでしょう。基本的には、暑さや湿度に弱い性質を持っているゴールドクレストは、鉢植えでしっかり育ててあげる方が楽に育てることができるでしょう。
鉢植えで育てる場合は、苗よりも一回り大きな鉢を用意して、底に網と軽石を敷き、土や肥料を入れて育ててください。地植えの場合は、苗の2~3倍ほどの穴を掘り、肥料も一緒に混ぜて土をかけます。
埋める場所は、日光が良く当たり、風通しのいい場所を探して埋めるようにしてください。
植える時期は、3月か9月~10月頃に埋めるのがおすすめなので一度試してみるといいでしょう。

ゴールドクレストの剪定の必要性

ゴールドクレストは、冬の季節に強く日光が良く当たる場所を好みますが、湿度が高い状態を嫌う性質にあるため、葉の内側が濡れると枯れてしまう恐れがあります。
そのため、夏の暑い季節に入る前には剪定をして、葉の内側の湿度が高くならないように調整することが大切です。またゴールドクレストが大きくなるにつれて、剪定をしないと高さと重さのバランスが悪くなってしまい、樹木が倒れてしまう可能性があります。
倒れることを回避するためにも、ゴールドクレストの剪定は定期的に行うことが重要です。

ゴールドクレストの剪定の時期

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ゴールドクレストの葉の内側の湿度が高くなり過ぎないように、剪定は定期的に行うことが必要です。特に、3月~6月の間に剪定を行い、梅雨の時期に湿度が溜まり過ぎないように調整を行うことが重要になります。
梅雨前に剪定を行っておけば、9月~10月に樹形を整えるために剪定を行うといいでしょう。
基本的には。3月~6月の時期に大きく剪定を行い、9月~10月の間の剪定は樹形を整える程度の軽い剪定に止めておくことをおすすめします。

ゴールドクレストの剪定に必要な道具

針葉樹(コニファー)の特徴は、金属製のハサミで剪定を行うと、葉や枝が茶色く変色してしまうところです。そのため、ゴールドクレストは基本的には素手で剪定を行う方法がおすすめになります。
手で作業するためにも、軍手を用意しておくことでかぶれてしまったり、葉で手が汚れる心配もないので、細かい剪定を行う時には、軍手があると便利です。

また大きな剪定を行う時には、チタン製のハサミを活用すれば、茶色く変色することがないので、チタン製のハサミも事前に準備しておけば、綺麗に剪定を行うことができるでしょう。

ゴールドクレストの剪定の方法

ゴールドクレストを剪定する方法としては、まず細かく葉先1cmほどを摘み取り、樹形を整えるやり方が一つです。基本的にはゴールドクレストは樹形が大きく変化することはありませんが、どうしても葉が成長するスピードには違いが生じます。
また樹木の高さを調整するために、樹木の頂点で芯摘みを行い、樹高を調整していきましょう。高さを調整するために芯摘みを行っていないと、長い枝が分かれて成長を続け、樹木が倒れてしまう恐れがあるでしょう。
梅雨時には、葉の内側の湿度が高まらないように、葉の内側も剪定を行う必要があります。基本的には手で摘みとって剪定を行う方法がいいのですが、量が多く一気に剪定を行いたい場合は、セラミック製のハサミを活用するようにしてください。

樹形を整える意味での剪定は、それほど多くの作業を必要としませんが、葉の内側の剪定に関しては、必ず行わないと樹木が枯れてしまう恐れがあります。
しかし、大きく剪定してしまうことも樹木の体力を使ってしまう危険な行為なので、出来るだけ剪定を行う時には少しずつ丁寧に行っていくようにしてください。

ゴールドクレストの剪定の際に気をつけるべきこと

ゴールドクレストを育てる上で、いくつか注意しないといけない点があります。どんなことに注意して行わないといけないのか、詳しい話を解説していきましょう。
・葉の内側の湿度が高くならないようにする
冬の季節には強く、日光が当たっているだけで基本的には成長を続けるゴールドクレストですが、湿気には弱いという性質を持っています。
6月までには剪定を終わらせて、葉の内側の風通しをしっかり行っておくことが重要になるでしょう。基本的には手摘みで対応するのがいいのですが、量が多い場合にはセラミック製のハサミで剪定を行うのもおすすめです。
・金属製の道具は使用しない
ゴールドクレストを含めた針葉樹(コニファー)に関しては、金属製のハサミを利用してしまうと、葉や枝が茶色く変色してしまう恐れがあります。そのため、大きな剪定を行いたい時でも金属製の道具は使用しないようにしてください。
・倒れそうな時は支柱を立てる
苗の時にも言えることですが、地植えの場合は、風にさらされて成長を続けることから、支柱を立てないと倒れてしまう恐れがあります。
成長してからも、背が高くなりやすいゴールドクレストは、風の影響を受けやすく、すぐに倒れてしまう可能性があるのです。
しっかり樹木を支えるためにも、支柱を常に準備しておく必要があるので、しっかり調整して環境を整ておきましょう。

ゴールドクレストは冬に人気で癒しの象徴

針葉樹として人気の高いゴールドクレストは、クリスマスツリーとして活躍することもあり、冬に需要が高まるという特徴を持っています。しかし、夏場の湿気には弱く、特に梅雨時期には剪定をしっかり行っておかないと、冬を迎える前に枯れてしまう恐れがあるでしょう。
また剪定の際にも注意が必要なのが、金属製のハサミを利用しないことです。ゴールドクレストの葉や枝は、金属に反応して、茶色く変化してしまう性質を持っているので、剪定を行う場合は素手かセラミック製のハサミを使って、剪定を行いましょう。
上手く育てば、癒しの効果を与えてくれるゴールドクレストを綺麗に剪定して楽しんでみてください。

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